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そうだ,ラズパイでポータブルしよう!(仮 実装編) [Raspberry Pi]

あ,それで これ,つづく… の?

って事で,続きです(ポシャって無かった 笑

今回は実装編。
いつも以上のやっつけ感,多分史上最高!
これはもう,ポータブルって領域を超え,Displayにラズパイを "盛り付けた" だけな感じです。

ざっくり,盛り付けのポイントは…

  • Display裏にある "謎のネジ穴" を使って臓物を固定する。
  • プッシュスイッチでShutdown/Rebootする為,電源制御基盤を用意する。
  • 完全ワイヤレス化の為,モバイルバッテリーを載せる。

で,こんな感じ…

rpi4pad_06.jpg

あらあら,まぁまぁ,なんて酷い有様…[黒ハート]?(笑
これぞプロトタイピングのプロトタイプ!(意味不明

酷いのは裏面だけでは有りません。
表側もキッチリ… HDMI,USB-Cの出っ張りが残念感を演出…

rpi4pad_05.jpg

『もう少し,どうにかならなかったの?』って総ツッコミ間違い無しな仕上がり(爆
正直,当方も,泣きたい…


『そうだ,ラズパイでポータブルしよう!』は…

な,感じでやってます。(ました。)


20201011追記
タミヤプラ板(1.5mm厚)で簡易カバーを作ってみました。
rpi4pad_08.jpg
FANも固定したし,少しはマシになるかな…


"ラズパイで何かする"って時,実験や仕込みをする環境って,ごちゃごちゃしませんか?
"サーバもどき"の実験なら,電源と有線LANを繋いで部屋の隅っこに放置,SSHで操作するので,そう面倒な事になら無いけど,画面が必要なkodiやら…ゲームエミュやら…を,やりだすと途端にごちゃごちゃ… GPIOを使う実験となると,もうカオスです。

そんなわけで…

コンセプト(笑)

  • "家中モバイル" が出来る程度の可搬性を確保する。
  • モバイルバッテリーを載せて,完全ワイヤレス化する。
  • Display, ラズパイ等,出来るだけそのまま使う。
  • できるだけ薄くする。
  • GPIOは全ピン使えるようにする。
  • 画面は横でも縦でも使えるようにする。

で,あの有様… どうしてこうなった orz


作成途中はこんな感じ…

Displayに臓物を貼り付ければいいじゃんっと,軽く考えていたのですが…
実は,このDisplay,取りつく島がない… バラそうにも,どこにもネジがない…
はめ込み?接着?

それでも,裏面に2つのネジ穴が空いていて,添付品にもネジが付いている。
ただ,このネジ穴,ネジに関しては,マニュアルに一切の記述無し。
一体何に使えっと?
10cm幅なので,vesaマウント?でも穴2つだし…

Displayをバラすの面倒そう(確実に壊す)なので,このネジ穴を使って,臓物を盛り付ける取り付けてしまおう。

臓物を取り付ける為,アルミ板(1.5mm厚)を用意。
ラズパイと電源制御基盤はねじ止め。
# 見事に穴位置が0.2mmズレて,面倒が増えたのは内緒。
バッテリーはネオジム磁石で貼り付け。

rpi4pad_01.jpg

臓物を仮載せ。
モバブの裏面にステンレス板(0.27mm)を貼り付けてます。

rpi4pad_02.jpg

ラズパイと電源制御の接続は,秋月の0.1mm厚SMD-DIP変換基盤をラズパイのGPIOの裏側から接触するように配置。 これで,全てのGPIOがピンからアクセス可能。

rpi4pad_03.jpg

ラズパイ お〜ん! おぉぴったり!

rpi4pad_04.jpg

そして,最初の写真な感じへ…


裏話…

アルミ板の形状は,狙ったわけではなく…

残り物から最大サイズを切り出した結果です(笑

ネオジム磁石はアルミ板より厚い為,0.5mm位出っ張っています。
固定には,エポキシ接着剤を使ってます。

ラズパイの裏面に熱伝導シートを貼り付け,アルミ板へ熱を逃すようにしています。
シートは,裏面全部にではなくCPU周辺と電源チップのところだけ。
CPUにヒートシンクをつけ無い(と言っても放熱シールは貼ります)ので,少しても放熱させられれば良いな〜と。
実際,アルミ板が若干,暖かくなるので,少しは効いているっぽい。


ラズパイと電源制御基盤の接続部…

実は… 3回作り直しました。
基盤が非常に薄い為,ちょっと曲げただけでパターンが切れる(泣
# フイルム基盤の方が,曲げに強いかも…
しかも,元々デタラメな接続方法なので,接触不良が多発。
こちらを直せば,あちらが切れるって… 終わりが見え無い感じでした(笑


電源制御基盤は,いつも通りやっつけ自作…

使用するGPIOは,Shutdown検知(gpio-poweroff),スイッチの入力,FANコン用PWMで3本。
電源のOn/Offは,流せる電流に余裕があるSMDなFETを使って,ラズパイとDisplay別々の回路にしています。
# Display,ラズパイを個別にOn/Off出来る様にする事も出来たけど,今回は却下。

で,gpio-poweroffは,GPIO4(pin7)を使ったのですが,軽く落とし穴にハマる(笑

ラズパイあるあるなのですが…
電源投入からOS起動までの間,GPIOの状態は不定とは言え,GPIO4は初期値 High。
ですが,この不定期間が曲者。
オシロスコープで見ると確かにHighなのですが,回路を繋ぐと中途半端な電圧に…
どうやら不定期間中は電流を流せ無いっぽい orz
OS起動中config.txtが適用されれば,回路を繋いでいても,ちゃんとHighになる。
そこで,FET周りの抵抗を大きめ(Rg:47K, Rgs:100k)にする事で,不定期間中でも,うまく動作させられた。

そして電源スイッチ代わりのFETも,ラズパイ繋いだらうまく動作しない orz
これも上記同様,大きめの抵抗に変えたらうまくいった。

回路は,よくあるハイサイドスイッチだけど,難しいですね。。。

ただ,嬉しい誤算が有って,gpio-poweroffをGPIO4(pin7)で使った場合,Reboot時の瞬断(100mS)が起きない事。(Shutdownでは起きる)
この瞬断は,gpio-poweroffの仕様で,ラズパイレコーダーを作った際は,回路を組んだ後に発覚,RC時定数を持たせて緊急回避した因縁の事案。
今回は,どうしよう…と思っていたのですが,事なきを得た感じです。


タッチスクリーンへの接続はUSB-Cで…

最初の写真の通り,USBケーブルは2本で,ちゃんと動作しています。
DisplayのUSB-Cは,給電とタッチスクリーンを1本で使える仕様なので問題は無いです。

一方,ラズパイ4の電源コネクタ(USB-C)は,データ線も含まれているので,OTG HUBなどを使うと,普通にUSBとして使えます。(Zeroっぽい)
ですが,USB-C/A変換ケーブルを使うと,A側にOTGの制御線が出てこないので,そのままではUSBとしては使えません。 そこで,ラズパイを強制的にHOSTモードに設定します。
その上で,電源制御基盤上でData線を直結,ラズパイとタッチスクリーンを接続する事で使える様にしています。


反省点?:

  • やっぱりケース(カバー)が欲しい… タッパーでも被せる?(爆
    • 厚さの問題は置いておいて,色々 "むき出し" なのは良くない。
    • 15インチになると流用できるブツが乏しく,0から自作する必要がある。
  • 重量バランスが悪い…
    • バッテリーが重い… 5,000mAh位を2つ載せてバランスをとったほうがよかったかも。
    • 片手で持って使うって事を想定して,片側に重量物を寄せたけど,微妙な感じに…
  • 厚い…
    • ラズパイの厚さはしようがないけど,裏面が凸凹しすぎて落ち着かない。
  • 電源スイッチが操作しにくい…
    • 手持ちのスイッチをつけたのですが,思ったよりダメでした(笑
      * 実は発注漏れ…したって事は内緒です(爆
  • FANが眩しい…
    • 音が静かって事で購入したけど,予想通りLEDが眩しい…(音はまあまあ静か)
    • しかもOFFに出来無い orz
      PWMで回転制御すると,回転数に合わせてLEDが明るさが変化する(笑
    • CPUに風を当てるように吸気で使うと,LEDが "こっち向き"になり酷いことに。
  • ネオジム磁石が微妙…
    • モバブの取り外しには,意外と力が必要。
    • 強力に張り付くけど,横滑りして位置がズレる。
  • HDMIケーブルが…
    • リボンケーブルがダメだったのが痛い…
    • 現状,変換,変換,変換って感じで残念感マシマシ orz
  • 取っ手(持ち手)が欲しい…
    • 持ち運ぶ際,手をかける場所に迷う…
  • Displayの添付品 保護カバーを使えるようにしたけど…
    • カバーを開いた時,裏面に折り返すとスタンドになるのだけど,角度調整とか出来ない "残念さん"… スタンドは,別途,用意する必要がありそう。
    • 持ち運び用ハンドルとセットで要検討ですね。
  • センサーの類は…
    • 6軸センサーを用意したけど意外と大きくて,載せる場所がなかった orz
    • PCには必須(笑)なRTCも載せてない…
    • GPSを載せて,大型カーナビってのも面白いかなって思ったけど,それを使っている風景が想像を絶することに気がつき,ボツに(笑
  • 十字キーが欲しい?
    • Raspi OSは,タッチ操作にフル対応していないので,ちょっとした操作用に十字キー+α位があると便利かなぁ〜。
    • BT接続の小型ゲームパッドって手は無しで…

ちなみにDisplayの添付品カバーは,こんな感じ…
rpi4pad_07.jpg
角度調整は愚か,滑り止めも付いていないので,必ずこの角度(90°)になる。


とりあえず,動作する状態になっただけですが,さっと取り出して使え,さっと片付けられるってのは,ほんと良い感じです。
ノートPCを普段使いしているので,ラズパイのくせにノートPC感覚,違和感無いです。

GPIOを使って実験をする際も,"全ピン引き出しフラットケーブル"などを使えば着脱も簡単になり,お片づけが,よりスピーディーになるはずです。
# 実験中は,カオスなのは変わりませんが…

さてさて,次は,OSを含めたソフト周り。
前回のエントリー時にソフトの "お試し" はしていたけど,ここからは本腰入れて(笑


そんなわけで,このネタ,まだまだ続くよ〜(ホントか…)



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