『じゃ〜ん』(続 ラズパイでBasilisk II) [Raspberry Pi]
ラズパイでBasilisk II，X無しの方向で… の続き。
Macintoshと言えば，電源ONで『じゃ〜ん！』とスタートアップサウンドが鳴りますよね。
# OSXでは，久しく鳴らなかったらしいけど，Big Surで復活した？
で，BasiliskIIでは鳴らないって，ちと寂しい。。。
# GUI有りだと設定可能？ Basilisk 1.4x辺りにはオプションがあったっぽい？
それでは，鳴らしてみましょうかって言うのが，今回のお題目。
細かいところは，続き…をどうそ。
本件，ラズパイで "MacOS専用機" なので…
- ラズパイの電源ONと同時 →無理，やるならラズパイ以前で小細工必要。。。
- ラズパイの電源ON直後，出来るだけ早く。
- BasiliskII起動時
電源入れたら，すぐに鳴ってほしいので，"２." をやってみます。
で，方法は…
- systemdに任せる。
- rc.localに仕込む。
タイミング的には，systemdの方が，rc.localより先に動作するので，systemdでやってみます。
手法:
事前に，『じゃ〜ん』の音声ファイルを用意します。
用意できたら，boot-sound.wavとして/boot以下へ配置します。
systemdのユニットファイルは，こんな感じ…
$ sudo nano /etc/systemd/system/bootsound.service
中身(Soundがアクティブになったら，指定した音声ファイルを再生するだけ)
[Unit]
Description=Boot Sound
Wants=sound.target
After=sound.target
[Service]
Type=oneshot
RemainAfterExit=no
ExecStart=/bin/bash -c 'exec /usr/bin/aplay /boot/boot-sound.wav >/dev/null 2>&1' &
User=root
[Install]
WantedBy=multi-user.target
有効化＆Reboot
$ sudo systemctl enable bootsound.service
$ reboot
これで，『じゃ〜ん』と発音してくれるはずです。
結果:
- 当方の3B+環境で，PowerONからRaspiOS起動完了まで約36秒。
途中，16秒位の所で"じゃ〜ん"と発音。 - RaspiOS起動完了後，Mac OS 8.1起動完了に，さらに20秒位。
計 約1分程度でMacOSまでの起動が完了します。
# MacOSの機能拡張は，標準＋AfterDark，色々入れたら遅くなるかも。
感想:
- 発音タイミングは，BasiliskII起動時の方が自然かも…
自動起動でMacOSまで行く中，電源ONと同時じゃない時点で，不自然さは否めないです orz - 起動音を色々試聴してみたけど，その当時の風景がフラッシュバックして，色々複雑。
なぜか，辛いことばかり思い出す（謎
参考: 鳴らすタイミングを，BasiliskII起動時にする場合は？
こちらは単純に，BasiliskIIを起動するスクリプトを用意して，その中で発音させるだけ…
先に書いた『SSHで，コンソール上にBasilisk IIを起動する』に追加
bii.sh
#!/bin/bash
/usr/bin/aplay /boot/boot-sound.wav # 追加
sudo su -c "ttyecho -n /dev/tty1 \"BasiliskII\""
自動起動の小細工に追加
.bashrc
if [ `tty` == '/dev/tty1' ]; then /usr/bin/aplay /boot/boot-sound.wav;/usr/local/bin/BasiliskII;sudo halt; fi
ワンライナーで見辛いですが，要は，/usr/bin/aplay /boot/boot-sound.wav を追加しただけ。
感想:
- やはり，こちらの方がしっくりくる。(気がする)
- しかし，今度は，RaspiOSの起動画面が気になって…（正直，野暮ったい です。
『じゃ〜ん』と鳴るようにしただけですが，"Macっぽさ" が上がったような気がします。
# けど，(メンタル的に)少々複雑 orz
今回のネタでは，老眼には辛い5-inch LCDからTVに切り替えて作業をしましたが，MacOSのデスクトップが横長画面って，違和感全開…
やはりOld Macは4：3でなきゃ ダメですね（笑
タグ：ラズパイ BasiliskII
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