kindle本をハンドリング? [PC関連]
当方,この歳になっても,ごくたまにマンガ本(コミックス)を買ったりします。(元々好きなので)
ただ最近は "本の購入" を避けていました。
理由は単純,保管場所が無い!
最近では,電子書籍が一般化(?)して,広く普及してきています(?)ので,そちらを購入すれば良いのですが,漠然と不安が…(電子書籍の栄枯盛衰を見てきた古い人間なので,その辺はご理解を(笑)
そこで,友人K氏に "kindle本ってJPEGとかに変換してハンドリングしやすい様に出来ないの?"って話した所,さらっと "できるよ" っとお答えが…
やり方を教わったので,当方もやってみます。
友人K氏から教えて頂いたネタ。
Kです。
kindle(漫画)のjpeg化の方法
- Kindle for PC をインストールして起動。
- 本をダウンロードすると(\Users***\Documents\My Kindle Content)に電子書籍(.azwファイル)が出来る。
- Calibreをインストール。
- DeDRM toolsの最新版をダウンロードして解凍。
- Calibreの「設定」→「プラグイン」→「ファイルからプラグインを読み込む」
(\DeDRM_calibre_plugin\DeDRM_plugin.zip)- Calibreの「設定」→「プラグイン」→「新しいプラグインを取得」(KindleUnpack)
- Calibreを再起動し、「本を追加」で電子書籍(.azwファイル)を読み込む。
- Calibreの「KindleUnpack」→「AZW3」→「Unpack AZW3」で解凍先フォルダを選択。
- (\mobi7\Images)にJPEGファイルが出来る。
こんなところです。
幸い,この手順で使用するアプリケーションは,Mac版もあります。
なので,Macで,やってみます。
当方の忘備録なので,スクショなしの手順がダラダラ書かれています。
以下は,おヒマな方のみ推奨です(笑
kindle for Macをセットアップ
- Amazonから Kindle_for_Macを¥0で購入,ダウンロード
- ダウンロードしたKindle_for_Mac_ダウンロード.dmgを開き(マウントする),出て来た kindleを "アプリケーション" フォルダへコピー
- コピーした kindleを起動
- こいつ32bitアプリなので『最適化されていない!』警告が出る。
- Amazonのログインを促される。
- 起動すると購入済みの本が表示される。
- 本をクリックしてダウンロードをする。
(黙りこみ&待たされる,ダウンロード中, 矢印のアイコンが回転するので,止まるまで焦らず待つ) - ダンウロードが終わると,本が表示される。
ダウンロードした本のデータは…
/Users/{username}/library/Application Support/Kindle/My Kindle Content
ここに有るbook_asset.dbはSQLite3フォーマットで,ダウンロード関連の情報が格納されている。
書籍は,各 "{ASIN}_EBOK" フォルダに格納され,中にある "{ASIN}_EBOK.azw" が書籍本体。
正直,"My Kindle Content" が,ライブラリ以下にあるのは,かなり気持ちが悪い…
kindle.appが使っているネタは以下
/Users/{username}/library/Application Support/Kindle/Cache/
書誌の情報は,KindleSyncMetadataCache.xmlに格納されている。
このxmlファイル,改行が入っていないので,整形必須。(以下,抜粋)
<response>
<sync_time>2018-10-16T00:28:29+0000;softwareVersion:50131;SE:F;SC:F;ST:Periodical-1539649709837,KS-15000000000001,KB-15000000000040,</sync_time>
<cache_metadata>
<version>1</version>
</cache_metadata>
<add_update_list>
<meta_data>
<ASIN>B07H9279G4</ASIN>
<title pronunciation="ゴブリンスレイヤー001キカンゲンテイムリョウオタメシバン (デジタルバンビッグガンガンコミックス)">ゴブリンスレイヤー 1巻【期間限定 無料お試し版】 (デジタル版ビッグガンガンコミックス)</title>
<authors>
<author pronunciation="カギュウクモ">蝸牛くも(GA文庫/SBクリエイティブ刊)</author>
<author pronunciation="クロセコウスケ">黒瀬浩介</author>
<author pronunciation="カンナツキノボル">神奈月昇</author>
</authors>
<publishers>
<publisher>スクウェア・エニックス</publisher>
</publishers>
<publication_date>2016-09-13T00:00:00+0000</publication_date>
<purchase_date>2018-10-16T00:27:52+0000</purchase_date>
<textbook_type></textbook_type>
<cde_contenttype>EBOK</cde_contenttype>
<content_type>application/x-mobipocket-ebook</content_type>
</meta_data>
:
:
</add_update_list>
</response>
appが表示するカバーアートはcovers
以下に
…ただし,ファイル名 → bookファイル紐付け情報がどこにあるか不明(探すの飽きちゃった
大昔に購入した(?)"The New Oxford American Dictionary (English Edition)"がxmlに含まれていてびっくり!
でも,今はkindle版が無いらしく,kindle上には出てこない上に,ダウンロードも出来ない。
これだから電子書籍は信用できない orz
Calibre for Mac をセットアップ
- calibre - E-book managementから適当な物をダウンロード。
- ダウンロードした calibre-3.32.0.dmg を開く(マウントする)
- calibre を"アプリケーション" フォルダへコピー
- 起動してみる。
- 言語と書籍の保管場所の指定がある。 保管場所の初期値は /Users/{username}/Calibreライブラリ
補足:
- Calibreライブラリに有る metadata.db はSQLite3形式
DeDRM_tools Pluginをセットアップ
DeDRM_tools 本家さんBlog
Apprentice Alf’s Blog
GitHub
- GitHubから最新版をダンロードする。
- GitHubのxxxReleaseタブを選んで,最新zipを取得する。(この時点ではv6.6.1)
- zipを解凍して出て来た DeDRM_calibre_plugin フォルダ以下にDeDRM_plugin.zipが有るのを確認。
- calibreを起動して
- ツールバーから calibre →Preference…
- ”高度な設定”の"プラグイン"
- 左下の "ファイルからプラグインを読み込む"
- 上記で確認したDeDRM_plugin.zipを選択
- セキュリティ警告が出るが,気にせず "はい"
- ”高度な設定”の"プラグイン"
- "有効にするには再起動して…” →calbreを起動し直す
- ツールバーから calibre →Preference…
変換?してみる
- calibreを起動
- "本を追加" で,kindleでダウンロード済みのファイル(My Kindle Content内のazw)を指定。
- "Calibreライブラリ" にazwファイルがコピーされ,calibreにリストアップされる。
- リストから本を選び "本を変換" →"個別に変換" を選ぶ。
"まとめて変換"でもOK? - 左上 入力フォーマットがAZW3
"まとめて変換"の場合,"それぞれの本に保存された変換設定を使う"にチェックを入れる。 - 右上 出力フォーマットをZIPへ変更
- 右下 のOKをクリックすると変換開始
- しばらくすると,.azwファイルが有る場所へ .zipが生成される。
- リストから書籍を選択,右ペインに表示される詳細情報のパス:クリックして開くを使えば,簡単に生成したZIPファイルへアクセスできる。
補足:
- ZIPファイルを他の場所へ移動した際,DBに残る。
書籍を選択,右ペインの 所持のZIPで右クリック→ZIPを削除で消せる。
zipの中身
- hogehoge.zip
- xxxxxx_files
- calibreHtmlOutBasicCss.css
- cover.jpeg
- images
- 00002.jpeg
- 00003.jpeg
- :
- page_styles.css
- stylesheet.css
- text
- part0000.html
- part0001.html
- :
- xxxxxx.html
- xxxxxx_files
xxxxxx.htmlをブラウザでひらけば,それっぽく書籍を見ることができる。
Mac用のコミックビューアーのcooViewer
辺りだと,階層など気にせず表示してくれるので,ZIPのまま閲覧可能。
どいつもこいつも初めてなソフトばかりだったので,ちょっと時間がかかってしまいましたが,問題なく処理することができました。 これで,心置き無く,電子書籍を購入できると思います。
ついでに,本の管理もCalibreに任せてしまえば良いかな…
脱線
久々に "DB Browser for SQLite" のMac版を起動したら,Updateが有るよって…
ついでにWindows版もUpdate。
SQLiteは,Tvmaidでも使われていますが,本件では,DBファイルの中身を覗くのに使いました。
Calibreの "本を追加" で,ファイル名からネタ取り込みの実験ネタ?
\[(?P<author>[^_]+?)\]\s*(?P<title>.+ 第*(?P<series_index>\d*)巻*|.+)
[作者名] タイトル 第1巻.zip
[作者名] タイトル.zip
なファイル名限定,各項目はスペース区切り。
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