格安GPS(NEO-6M)を買ってみた [Raspberry Pi]
まぁ,いつも通り…
ちょっとした出来事が有って『waves USB GPSモジュール NEO6M GPS U-blox NEO-6M GPSモジュール EPROM MWC APM2.5』ってのをAmazon.jpで買ってみた。
ちょっと前(いや,だいぶ前?),格安GPSってことで(局地的?に)人気だった商品(らしい)
でも,このブツ,何か様子が変だ… (あぁやっぱり 笑
Amazonのレビューに多く寄せられていた(他の似たような製品を含む),"バックアップ電池がダメダメで,起動するたびにColdStartする" って話。
案の定,当方でもこの現象が発生(笑
Google先生にお伺いを立てても,同様な感じで,"バッテリーがダメダメ!!" とか…
交換には,この部品が良い とか…
レビューに有ったようにバックアップ電池の交換が必要なのか…(とほほ…
でも,待て! 数分程度ならバックアップしてるっぽい…
単純に内臓電池がヘタっているだけなのか?
でも,それならバックアップなんか一切せずに瞬殺なはず。
どうも様子が変だ…
一体,この電池,何者?って事で,調べた結果…
結論: EDLCでした。
大事なので,もう一度書きます。
電池じゃありません,EDLCです。
中華品質だから電池が消耗していても しょうがない とか…
中華だから勝手に しょぼい部品に変更した とか…
思い違いも甚だしい…
ちゃんと調べようよ,みんな… orz
# もっとも商品説明に "バッテリー" って書いてあったりするので,しようがないところもあるけど…
おまけに曲解(?)の原因と思われるのは,旧版の "V1" には,ちゃんと電池が実装されていたようですが,今回購入した "V2" ではコンデンサが使われています。
想像ですが,リチウム電池の空輸手続きが面倒な事になった影響なのかな…
# ロットや製造メーカーに依っては,違うものが使われている可能性があります。
# 個別に要調査です。
じゃあこれ,一体何?
当方の購入した品物では,XH414Hって品番のEDLCのようです。
以下写真では,『414H』って刻印がみて取れます)
容量は,0.08F。
ではEDLCで,どれくらいバックアップできるのか,ザックリと計算する2時間弱(理論値)。
# 2時間くらい有ったら,ちょっとした移設作業は出来るかな?
試してみたけど,1時間まではOKで,2時間半ではダメでした。
# これ以外は,面倒なので試してません。
バックアップ時間をもっと長く取りたい場合は,やはり電池と交換する必要がありますが,今回の当方の使い方では問題なさそうなので,このまま行くことにします。
# 実は面倒だからってのは内緒…
で,何をするか… ってのは,また後日。
まぁ,いつも通り,すんごい遠回りと斜め上な対策の施行です。
# 一言で言えば愚行ってヤツ 笑
ご参考:
- Ublox GPS - ElectroDragon
…Config項に "バックアップ時間は,0.5H" って記述があります。(が,条件不明) - NEO-6 series Data Sheet| u-blox
…3.2 Operating conditionsにバックアップ電流の記述があります。 - キャパシタ XH414HG|SIIグリーン商品 | セイコーインスツル株式会社
- XH414HG Data Sheet (Digikey.comのPDF直リン)
- MS621FE | Seiko Instruments Inc. Micro Energy Division
…V1に実装されていたらしい電池 - 電気二重層コンデンサ - Wikipedia
- 電気二重層コンデンサ - 放電時間の算出方法 | エルナー株式会社
ヤッツけ(笑)な補足:
GPSってCold Start(初めて電源を入れた)時,衛星を掴みきるまで数分,長いと数10分を要す事があります。
ですが,掴んだ衛星の情報を保持してHot/Warm Startする事で,この数分を数秒にすることができます。
この情報の保持の為に,GPS機器にはバックアップ電池が実装されていて,この電池は,よくあるボタン電池(一次電池)だったり,交換不要にする為に二次電池な事もあります。
コメント 0